在宅ワークをはじめて2年ほど経った頃、気づいたら毎日夕方になると肩が石みたいに固まっていました。「姿勢が悪いせいかな」とは薄々感じていたものの、なかなか改善できずにいたところ、同僚に「ノートパソコンスタンド使ったら全然違うよ」とすすめられて即購入を決意。
それから約3週間、実際に毎日使い続けて感じたことをありのままに書いていきます。良いことも、買ってから「あ、これは盲点だった」と思ったことも、全部正直にお伝えします。
ノートパソコンスタンドを買った理由
購入前の自分の作業環境はこんな感じでした。
- ダイニングテーブルにノートパソコンをそのまま置いて作業
- 画面が低いので自然と首が前に出る「ストレートネック」状態
- 1日4〜5時間作業すると肩から首にかけてバキバキに凝る
- 目も疲れやすく、夜になると頭痛が出ることも
「ちゃんとしたデスクを買えば解決では?」と思ったこともあるけど、引っ越しの予定もあるし、まず安価なスタンドで試してみよう、という判断でした。
購入したのはアルミ製の折りたたみ式スタンドで、価格は3,500円ほど。角度調整ができて、折りたためばスリムになるタイプです。Amazonのベストセラー上位に入っているオーソドックスなモデルを選びました。
実際に使って感じたメリット
目線が上がって姿勢と肩こりが改善した
使い始めた初日から「あ、これは全然違う」と体で感じました。スタンドで画面を約15cm持ち上げただけで、首をほぼ正面に保てるようになり、肩に入っていた力が自然と抜けていくのが分かったんです。
1週間後には、夕方のあのつらい肩の張りがかなり軽くなっていました。完全に消えたわけではないけれど、「石みたいに固まる」感覚はほぼなくなりました。目線の高さって、こんなにも体の負担に直結しているんだと実感しています。
- 首・肩への負担が明らかに減少。猫背・前傾姿勢が自然と矯正される
- 画面との距離が取りやすくなり、目の疲れも軽減
- 適切な高さで作業することで集中力が続く時間が延びた(体感)
- 見た目がすっきりしてデスクが「仕事場らしく」なるモチベーション効果
排熱とタイピングのしやすさ
意外と大きかったのが排熱の改善です。以前はノートパソコンを平置きしていたので底面の通気口がふさがりがちで、夏場は底面がかなり熱くなっていました。スタンドで浮かせると底面に風が通るようになり、本体の温度が体感でもはっきり下がりました。
また、スタンドによって傾斜がつくことで、パソコン本体のキーボードが打ちやすくなるという副次効果もあります。傾いた方がタイピングしやすいという人には、むしろプラスに働くポイントです。
使ってみて分かったデメリット
外付けキーボードがほぼ必須になる
これが一番の誤算でした。スタンドで画面を持ち上げると、当然ながらキーボードも一緒に上がります。画面の高さには満足できても、キーボードの位置が高くなりすぎて腕が疲れるんです。
結局、外付けのキーボードとマウスを別途購入することになり、トータルの出費は想定より増えました。スタンド単体で完結するつもりだった人には、これはちょっとした誤算になると思います。
- 外付けキーボード・マウスがほぼ必須になり、追加費用が発生する
- デスク上のケーブルや周辺機器が増えて、逆に散らかりやすくなる
- スタンドのサイズによってはパソコンとの相性(安定感)に注意が必要
持ち運び・収納のクセ
折りたたみ式を選んだので収納自体はできるのですが、毎回セットアップ・片付けをするのが地味に面倒。カフェや図書館に持ち出して使う場面では、広げるスペースの確保も必要で「意外とかさばるな」と感じることも。
どんな人に向いていて、どんな人には不要か
- 在宅ワークで1日3時間以上ノートパソコンを使う人
- 肩こり・首こり・眼精疲労に悩んでいる人
- 外付けキーボードを既に持っている、または導入予定の人
- デスクに固定した作業環境を整えたい人
- パソコンの発熱が気になっている人
逆に、こんな人にはあまりおすすめできません。
- カフェや移動先でのモバイル作業がメインの人
- ノートパソコンのキーボードだけで完結させたい人
- 作業時間が1日1〜2時間程度で体への負担をあまり感じていない人
| 項目 | スタンドあり | スタンドなし |
|---|---|---|
| 目線の高さ | 適切(正面〜やや上) | 低い(首が下がる) |
| 肩・首への負担 | 軽減される | かかりやすい |
| 排熱 | 改善される | ふさがりやすい |
| 必要な周辺機器 | 外付けKB・マウス推奨 | 本体のみでOK |
| コスト | スタンド+周辺機器分 | ゼロ |
まとめ
ただし「スタンドだけ買えばOK」ではなく、外付けキーボード・マウスとセットで考える必要がある点は購入前に知っておいてほしいポイント。トータルで1〜2万円の初期投資になりますが、毎日の体のつらさが減ると作業効率やQOLへの影響は大きく、十分に元が取れると感じています。
デスクに固定した作業環境を整えたい方には、迷わずおすすめします。モバイル派の方は、持ち運びやすさを重視した薄型・軽量モデルを選ぶと後悔が少ないでしょう。